【思うこと】他人の秘密を暴くと不幸にしかならない理由

ごあいさつ

どうも、ふーらいです。

この間、結婚相手の条件に「価値観」を挙げることの問題と対処法を書きました。

結婚とは、価値観が一致することではなく、異なる価値観と暮らすこと
結婚の条件に「価値観」が出る度に、私が思うこと。結局、大切なのは信頼だと言う話を書きました。

その流れでふと話題になったので、今回も恋人、家族間で度々問題になる「秘密を暴く」ということに関して、いろいろと書いていきます。

どこでも必ず起こっている、恋人や家族のケータイを盗み見したりするアレです。

 

というのも実は、嫁であるしきりんは昔「愛し合っている間柄なら、秘密など存在してはいけない」と考えていた人でした。今はすっかりそんなことはなくなりましたが。

しきりんの実家では、秘密を持つことはご法度であり、家族が彼女のパソコンを勝手に立ち上げて、中身を見たりすることは日常茶飯事だったそうです。私ならキレてそうですね。

一方、私は両親にも秘密を持っていましたし、両親も私の隠し事を詮索しませんでした。隠したエロ本が見つかった時にすら、怒るようなことはなかったです。

そんな私は「愛し合っている間柄だからこそ、秘密があって当然」と考えています。

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愛していること=相手のすべてを知ることではない

おしゃべり

昔のしきりんのように「愛し合っている相手だからこそ、秘密など作る必要はなく、すべてをさらけ出すべき」という考えを持つ人は、今でも少なからずいます。

確かに、一切の秘密もなく付き合えるというのは、言葉の響きが非常に良いですね。キレイな世界だと思います。そんな考えの前では、秘密を持つことは悪そのものでしょう。

しかし人間って、愛してるがゆえに知られたくないことだってあるんですよ。だいたい、生きている上で人に話せないことのひとつやふたつ、誰にだってあるものです。

それを全部包み隠さず報告し、1から説明する必要があるとは思えません。私が家族に対して、どんなエロいシチュエーションが好きかを1から説明する必要はありません。

みんなが喜んで食べているモノを前にして、マズいと堂々と言う必要はありませんし、ある人が言っていた悪口を本人の前で暴露する必要もありません。

私たちは意図せずとも常に、言うべきこと、言うべきでないことを区別して生活をしています。個人の隠し事や秘密をすべて暴こうとすることは、社会生活の否定そのものです。

そもそも、なぜ秘密を暴こうとするのか。動機の部分に問題があります。

秘密を知らないと安心できない心理とは

あかんよ

では、なぜ秘密を知りたいのか。隠し事を許さないのかと言えば、それは相手を信頼していないからなんですよね。

だって、信頼しているならどんな秘密を持っていても関係ありません。「この人は私に不利なことを黙っている人ではない」と信じていれば、何も暴く必要はないんですよ。

つまりその秘密が、たとえば恋人同士であれば「浮気しているんじゃないか?」「自分を愛していないんじゃないか?」という不安や、相手に対する不信感が秘密を許さないのです。

恋人時代の初々しい頃なら、そんな疑いを持つこともまぁ若き日の思い出になるでしょうが、いい歳してコレをやってしまうとかなり痛いことになります。

何よりなんですが、こういう動機で秘密を暴くと、不安は現実に変わります。

他人の秘密を暴くと不幸にしかならない理由

秘密

不安や不信を理由に個人の秘密を暴いてしまうと、不幸にしかなりません。

また例を挙げて説明しましょう。

あなたは恋人の浮気を疑っているとします。たまたま相手が置いていったケータイやスマホを盗み見して、着信履歴のトップに異性の名前があったら、どう思いますか?

「やっぱり、思った通りじゃないか!」と。不安は現実に、不信は確信に変わります。

相手にそのことを聞いても「それは仕事の関係者」とか「古い友人の名前だ」などとしか答えません。あなたは、その答えで満足できますか? 不安や不信感がなくなりますか?

こうして、お互いの関係は崩壊します。

 

でも、よくよく考えて見てください。仕事の付き合いで必要な人や友人の名前を電話帳に登録することは、何らおかしなことではありません。

つまり、最初から不安や不信という色メガネで物事を見てしまうと、全部疑わしいんです。

刑事ドラマやサスペンスの登場人物なんて、全員怪しいですよね? 現場に居合わせた人物はもちろん、主人公に優しくしてくれる人まで疑わしくなります。

結果、相手が何を言っても信じられなくなり「○○なんじゃないか」という疑惑は必ず現実に変わります。たとえ、事実はそうではなかったとしても。

信頼している相手が、自分に対して「これは言わなくていいな」とか「言っちゃいけないな」と隠している案件には、必ず理由があります。

異性の関係者ができる度に「この人は今日の何時頃に仕事で番号を交換して」とか説明するのもおかしいな話です。「なんでそんな説明するの?」って疑われた日には、打つ手なし。

不安や不信で人の秘密を暴くと不幸になるのは、こういうメカニズムなんです。

ちゃんと言うべきことは、秘密にしない

意思疎通をしよう

ただし、お互いに秘密を持ったままで気持ち良く生活していくには、言うべきことはキチンと言い合う仲であるという前提が必要になります。

たとえば、お金のこと。恋人時代なら触れる必要はありませんが、結婚とか家族とか、そういうレベルになる場合は避けて通れません。借金を黙っていて、関係が壊れることも。

日頃からお互いにとって重要で、知らなければいけないことは隠さない――そういう信頼関係がないと、疑ってしまうのも当然の心理です。

話していないことは伝わりません。共有する必要のある情報は、必ず話し合いましょう。

秘密をお互い持ったまま、仲良く過ごすこと

秘密を持ったまま

子どもが秘密基地を作るように、大人にも踏み込んで欲しくない、秘密の世界があります。

それは、子どもの頃のように実在する秘密の場所かもしれませんし、精神世界にある想像や妄想かもしれません。後ろめたい過去かもしれませんし、かなり奇抜な性癖かもしれません。

そして、形は違えどその領域は、無断で人に踏み込んで欲しくない世界です。何日も片付けていない部屋のように、人を招き入れる前提の世界ではありません。

そういった秘密を持ったままで過ごせることこそ、大人の愛情ではないでしょうか。

 

以上だ! また会おう!!

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