【一次創作】世界設定:『歌』【Relanorelah】

しきりんの一次創作『Relanorelah』の世界設定を紹介しています。

今回はその中でも「『歌』関係」について紹介します。共通事項として、『歌』関係はすべて「『』」で表記します。

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『歌』

概要:転移、『等価交換』と言う名の代償、身代わりと言う性質

自分の望むことを言の葉にして歌うことで望みの『転移』を行う、禁忌の技術。
『歌』そのものが使い方次第で奇跡にも災厄にもなる強大な力を秘めている為、使用を禁じられている。禁忌。だからこそ、『歌』はずっと隠されていた。
攻撃的なものは無く、多く治癒効果を持つ。が、厳密には治療していない。『歌』による傷等の治療は、傷等を歌い手に『転移』させて治療している為、対象は治っても歌い手が同じ傷等を負う。
また、『歌』は万能ではない。目的に合わせた『歌』を歌わねば効果は無い。
『転移』を行う際、転移したいものと転移する先にそれぞれ直接手を触れていなければ『転移』出来ない。
『転移』は歌い手を必ず媒体とする為、転移先が歌い手ではなかったとしても、歌い手は一時的に転移したいものの影響を受ける。Aと言う者が負っている傷をBと言う何かに転移しようとした場合、歌い手は一時的にAが負っていた傷を負うことになる。
禁忌と言われる最大の原因は『等価交換』と言う名の代償。望むものを得る為には、それと全く同じものを犠牲にしなくてはならない。対象の健康を望むのならば、誰かの健康を犠牲にしなくてはならない。

全ての『歌』は『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在し、その『歌』が歌えるのは『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在する『生命の歌い手』ただ一人だけである。後に『世界の使者』が創られ、それが『歌』を持つようになるが、やはりその存在も『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為に存在する為、『歌』はやはり『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為にしか存在しない。

『一つの導きを貴方の為に。貴方の生命を祝福し、私は奏を為す。涙誘う傷をその身に宿し、私は貴方となる』
対象の傷を自分に転移する『歌』。一例。
『歌』は望むことを言の葉にして歌うもの。対象や望みによって紡がれる言の葉が変わる為、定型文は存在しない。例外として『世界讃歌』は唯一定型が存在する『歌』である。
望む内容の規模の大きさに比例して『歌』の言の葉は多くなる。規模の大きいものほど長文の『歌』となる。故に、短い『歌』ではその程度の効果しか得られない。

『世界讃歌』

『世界讃歌』Relanorelah(レラノレラ)

『生命の歌い手』だけが持つ、世界の全てを癒す『歌』。『世界』の為だけに在る『歌』。
『世界』が負っている全ての傷を、歌い手に転移することで『世界』を癒す。
『世界』を再生する『歌』、と言うと響きは良い。
この歌を歌うと、歌い手は『世界』が負っている全ての傷を負うことになる。その傷は人の身では到底受けきれるものではない。つまり、歌い手は死ぬ。
故、この歌を歌うと言うことは、歌い手の死を意味している。
この『歌』を成立させるには『生命の歌い手』が特定の場所でこの歌を歌う必要がある。『世界』に直接触れる必要があるからだ。

全ての『歌』は『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在する。
『世界讃歌』も例外無く、『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在する。
『世界讃歌』は唯一定型が存在し、効果と言の葉が不変である。
世界規模になっただけの『歌』のようにも見えるが、全ての生命に祝福を、『世界』に再生を、その全てを可能とする『世界讃歌』は、それ故に特別扱い。
……無論、その代償は大きいのだが、人々はそれを知らない。

本文が『無人言語』Alufrelah(アルフレラ)で構成されており、歌う時も『無人言語』で歌われる。
唯一、『無人言語』で歌われる『歌』。

『生命の歌い手』

『生命の歌い手』Fiendarelan(フィエンダーラン)

唯一『世界讃歌』と呼ばれる『歌』を歌うことが出来る。『世界讃歌』を歌うことが『使命』である。『世界讃歌』を歌いその使命を果たした時、『世界讃歌』の効果で死する運命にある。何らかの方法で生き残ったとしても、『生命の歌い手』は「『世界讃歌』を歌う」と言う使命を果たす為だけに創られている為、使命を果たした時、存在理由を失い消滅する運命にある。
世界に組み込まれた自己修復システム。『世界』が傷付いた時、自動生成される。生成される『生命の歌い手』は、使命である『世界讃歌』と、自己防衛用の『歌』を最初から持つ。また、生まれた時から使命を知っている。その『使命』を果たす為だけに創られる。
『生命の歌い手』は世界の身代わりでしかない。だから、『歌』が持つ性質と能力も『転移』と言う身代わり行為。『生命の歌い手』は世界の身代わりにしかなれないのだ。身代わりと言う表現すら、『生命の歌い手』には通用しない。『生命の歌い手』の命は、『世界』の傷を受ける為に『世界』から授かったものなのだから。
全ての『歌』は『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在し、その『歌』が歌えるのは『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為だけに存在する『生命の歌い手』ただ一人だけである。後に『世界の使者』が創られ、それが『歌』を持つようになるが、やはりその存在も『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為に存在する為、『歌』はやはり『世界』とそこに生きる全ての尊き生命の為にしか存在しない。
伝説で「世界を救った救世主」と謳われているが、はっきりとした情報は歴史や文献等には残っていない。その理由は、多くの『生命の歌い手』が生まれてすぐ使命を自覚し、使命に疑問を抱くこと無く当然のように、使命を果たす為。
それでも伝説として残っているのは、『生命の歌い手』と実際に交流した人々が『生命の歌い手』のことを想って『生命の歌い手』を讃えた結果である。

『生命の歌い手』が『人間』として生まれ落ちるのは、『世界』の負っている傷の原因が人間によるものだから。
耐久とか安定を望むなら機械とかの方が良いわけだが、人為的な傷ゆえにその選択は無い。
『世界』はあくまで『等価交換』を望む。

『生命の歌い手』は世界に一人しか存在出来ない。二人以上存在することはありえない。
この世界は『等価交換』。『一つ』の世界、『一人』の『世界』、『等価交換』の世界だからこそ、それを癒す存在もまた『一つ(一人)』である。

『Relanorelah』本編前。
固定観念あり、『歌』の仕様把握済み、成人。
どこかで生れ落ちて、使命を果たす為に聖域へ旅立つ。
道中で人々を知ったり、困っている人を助けたりする。
名乗る際、「私は○○、『生命の歌い手』だよ。」と言う感じに言うので、『生命の歌い手』の存在は知られている。また、「大丈夫。私が世界を救うから。」と言った『生命の歌い手』が過去にいた為、世界を救う(救った)救世主として知られている。
残念ながら『生命の歌い手』が持つ『歌』の効果を知って悪用した人々もいる。
『Relanorelah』本編。
固定観念あり、『歌』の仕様把握済み、成人。
自動生成は身体、精神、記憶等の設定入力の順に行われる。生成に時間を要することを利用し、それを妨害することによって『生命の歌い手』を不完全な形で生まれ落とさせた。それがレランである。
『Relanorelah』本編後。
固定観念なし、『歌』の仕様把握済み、成人。
使命は把握しているが、せねばと言う固定観念が無い為、必ずしも使命を果たすとは限らない。
そのリスクはあるが、固定観念が無い分、自ら考えて動く為、使命を果たすと決めたら何の迷いも無く幸せな状態で使命を果たせる。
固定観念があると自身の幸せは無い。
固定観念が無ければ、自身も幸せになるし、他者を幸せにすることも出来る。
自他共の幸せの為に――
これが使命を果たす理由の中で最高のものになる。

『無人言語』

『無人言語』Alufrelah(アルフレラ)

『世界』が創ったのは良いものの、構造が複雑過ぎたので採用を止めた言の葉。呼称は『無人言語』。言う者がいない、だから言われない、無の言の葉。

『無人言語』による固有名詞は、本来の文法とは違う構成のものであることが多い。また、構成する単語の意味も、直接的ではなく間接的だったり寓意的だったりするものであることが多い。

『無人言語』には、どんな状況でも必ず大文字で表記する単語が存在する。それらは重要単語である。文法を成立させる「Tef=テフ=そして」「Sa=サ=さあ~しましょう」、『歌』の上では重要な言の葉「Relan=レラン=生命」「Relah=レラ=生きる」などが該当する。『世界讃歌』Relanorelah(レラノレラ)などの固有名詞も同様に、どんな状況でも必ず大文字で表記する。

・文法
基本「誰が+何を(名詞)+する(動詞)」

・音と対応文字について。
必ずしもそうとは限らないが、基本は以下の通りである。
a=世界規模、最初、最高、能動、母
i=確実
u=受動、否定、他者
e=完了、断定、調和
o=持続、決して交わらない、父
s=原因、理由
n=完了、断定
m=魔法のような、不可視の
l=生命の、自分
re=生命の
fi=最高の
en=強い断定

・表記
『-』は、前後の単語を繋げる。前後の単語に関連性があることを表す。
『=』は、後に続く単語が同一のものであることを表す。
『,』は、一度そこで区切る役割を持つ。終止符ではない。

・発音
音のみで構成されたものをそれっぽく文字に書き起こしただけなのでほとんどのものは英語読みできない。

架空言語である理由

・架空言語である理由(『世界讃歌』)
『生命の歌い手』が人間じゃない。
『無人言語』は、歌う・使う人(人間に限る)がいないから、無人。
唯一『無人言語』で歌う『世界讃歌』は、歌う人が『生命の歌い手』で人間ではない為、やはり無人なのだ。
『世界讃歌』と『生命の歌い手』は、『世界』の自己再生プログラムなので、架空言語の『無人言語』はプログラム言語のようなもの。
人間の言葉ではない、しかし言葉に聞こえる言語、それが『無人言語』である。

・架空言語でない理由(『歌』)
『生命の歌い手』の自己防衛手段が『歌』。
人間の世界で人間として生きる為に、『歌』は人間の言語である。
決められた文句、動作をして効果を出す『歌』を、たとえ全く同じ手順を他の人間がしても無意味。
『生命の歌い手』ではないから。

さいごに

ここまで見て下さり本当にありがとうございます!

かなり人を選ぶ内容です。特に架空言語は情報を絞りました。『世界讃歌』の本文について、直訳、単語の発音(読み)とその意味など全て作ってあります。正直、世に出ることは無いだろうと思っていたから内心どきどきしています。

願わくばあなたの楽しい時間のひとつになれますように。

目次はこちら

【一次創作】目次【Relanorelah】
しきりんの一次創作『Relanorelah』を紹介しています。こちらは目次となります。
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