【書評】『内向型を強みにする』HSP、敏感な人の特徴、対処、そして生き方までまとめた良書

ごあいさつ

どうも、超バリバリの内向型人間やってます、ふーらいです。

今回はこちらの本を読んでみました。

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引っ込み思案、考え過ぎ、悩んでいませんか?

はい、超悩んでいます(表紙に即答 私にドン刺さりだったので、コレは読んでみるしかないなと!

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内容は3部と10章からなる

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まず、この本は大きく3部と10章に分かれています。具体的に解説していきます。

第Ⅰ部 陸に打ちあげられた魚

  • 第1章 内向型と外向型はどこがちがう?
  • 第2章 内向型人間はなぜ誤解されるのか?
  • 第3章 内向型は生まれつき?――すべては脳のなせるわざ

わたしたちの気質はどこで生まれるのだろうか? その起源は遺伝子である。

第Ⅰ部では、内向型とはどんな人間なのかを徹底的に分析しています。特に第3章では、内向型人間の脳に注目。その特徴を解き明かします。

最近の内向型向けの本でも、どんな性格特性があるか、特徴は何かといった分析こそありますが、脳や神経伝達物質にまで切り込んだ本は私は初めてでした。

ただ同時に、この本の中で一番「へぇ~」で終わってしまう内容でもあります。

脳の構造を理解することで、気質が本人の努力不足といった自己責任ではないことがハッキリしますが、同時に専門用語も多く、現実の生活では活かしづらい内容だからです。

今まで内向型向けの本を読んだことがない人にとってはともかく、すでに何冊か読んだことのある人は第3章のみ、何ならⅠ部は一旦読み飛ばしてしまっても問題ないと感じました。

第Ⅱ部 外向型の海を泳ぐ方法

  • 第4章 パートナーとの関係――身近な人ほど誤解しやすい
  • 第5章 子育て――親も子も無理をしないために
  • 第6章 人づきあい――内向型人間がパーティーを楽しむ方法
  • 第7章 仕事――九時から五時までの驚異

社交的な集まりは楽しい――じきに帰れるとわかってさえいれば。

ここからがこの本の真骨頂と言える内容です。第Ⅱ部ではそれぞれのシチュエーションに対し、具体的な対処法が紹介されています。

それはまさに戦略とも呼べる内容で、内向型人間が直面する難題に真正面から取り組んでいます。

たとえば第6章。まずなぜ社交的な会話が苦手なのかを解説し、次にその対処法を具体的に書いています。無理に参加しろというワケでもなく、参加を辞退するテクニックも合わせて書かれています。

生きている中で内向型が直面する典型的、かつ回避できない辛い場面を、如何に最小限のエネルギー消費で切り抜け、そして時には上手く回避するか。第Ⅱ部は非常に「実戦向き」です。

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第Ⅲ部 自分にぴったりの人生を作る

  • 第8章 内向型の自分をまもるために
  • 第9章 生まれ持った内向性を大切に育てよう
  • 第10章 外へ――あなたの光で世界を照らそう

本章では、三つのP――ペース、プライオリティ(優先事項)、パラメーター(範囲)の設定――について述べる。これらのコンセプトは、あなたが自らの内向性に対処するとき役立つだろう。

最後の第Ⅲ部は、第Ⅱ部での具体的な対処法の根本的な部分。つまりありとあらゆる状況に対して、内向型がどう向き合って生きていくかをまとめた内容です。

第Ⅲ部を理解することで、なぜ第Ⅱ部のシチュエーションに対し、書かれていた手段をこの本が提示してきたのかがよりハッキリと分かります。

内向型はエネルギーの消耗が激しく、すぐに疲れてしまいます。エネルギーの消費を節約しつつ、必要な時にはしっかりと使い、使ったあとはゆっくり休む必要があるのです。

そこで、自分のペースを知って作り、優先順位を付け、できることできないことの範囲を明確にすることが大切なのです。たとえそれが、自分の理想とする人物像と違っていたとしても、です。

私はこの一文、読んでいて特に刺さりました。

ほしいもの――しかし得られないもの――をあきらめるもっとも簡単な方法は、失望を認めることだ。このステップを省きたがる人は多い。それは“否認”と呼ばれる。あなたには、エネルギッシュな体もなければ、気の利いた受け答えの才もない。

だから失望を認め、その上で生き方を考えていく必要があると本書は述べています。

世の中が外向型で構成されている以上、内向型が多くエネルギーを消耗してしまうのは仕方のないことです。それをただ平気なフリをするのではなく、適切に対応する姿勢が大切だと思います。

まとめ:特徴、対処、そして生き方までまとめた良書

まとめ

本書は海外著作の翻訳なので若干回りくどい独特な言い回しがあるものの、それ以上に多くの、実際の社会で使える知識が満載となっています。

昨今話題の「HSP」にも通ずる部分が多い本なので、内向型で悩んでいる人はもちろん「あの人って何考えてるか分かんない……」って人が身近にいる人も、答えがこの本にあるかもしれません。

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以上だ! また会おう!!

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