どうも、配信で遊んでみました、ふーらいです。
100%クリア+ぼすぶっち制覇まで9時間半程度、サクッと遊んだのでレビューです!
……が、このゲームは若干賛否が激しいゲームで、私自身もいろいろ思うことがあったので「カービィ64が好き過ぎる!」という人はここでブラウザバックを推奨しておきます。ネガティブだけではないですが内容はマイナス(主にアクションシステム面で)だと思います。
良かった点
仲間たちと共に進む感覚を持たせたシナリオ
現在では当たり前になりましたが、これより前のシリーズはなんだかんだカービィがひとりで、もしくはプラスでフレンド(リック、クー、カインなど)がいるくらい。ヘルパーも仲間ではありますが、そこまで強く仲間感のある描写はありませんでした。
▲みんなで大冒険をしていくシナリオ
しかし本作はポップスターから始まり、謎の黒い敵に乗っ取っられた仲間を救出。合流したらみんなで星々を渡って冒険していく内容がしっかりと描かれています。
ステージ内でもワドルディは船やトロッコといった移動系ギミックの操作、アドレーヌは絵で実体化させたアイテムやヒントをくれ、デデデはハンマーで破壊するしかないステージに登場し、カービィを乗せて操作キャラとして使えます。
リボンちゃんは先導役ですが、クリスタルを回収した時には出現しますし、EXステージではカービィを抱えて飛びます。
あくまで1人用ゲームでありながら、仲間と進んでいく感覚。フレンズやヘルパーと異なる一体感を演出できており、今後のカービィシリーズにも繋がる描写の元祖であると言えます。
耳に残る良質な、本作にしかないBGM
カービィシリーズのBGMは既存のアレンジと新規BGMとが入り乱れることがほとんどですが、64に関してはほとんどが新規、アレンジはかなり強め。そしてかなり良質です。
最初の1-1の平地イメージ、砂漠に水場に中ボス、そしてステージボスとどれも可愛くて時にカッコ良いです。この後のシリーズでもちょいちょい64のBGMが出てきて、その度にファンが喜ぶのも頷けます。
クリスタルを全て集めた隠しEXステージのBGMとか最高……なんですが、BGMだけ抽出するのは難しいので配信見るか実際に遊んでください(丸投げ
微妙だった点
とにかくゲームスピードを遅くするよう仕向けてくる
▲敵を倒して進むことが求められるが……
まずほとんどのコピー能力、今回のみのミックスコピーも含み、とにかく足が止まります。
敵を倒して進もうとすると毎回足を止めて敵を倒して進まなくてはならず、そうしない場合は本作特有のモッサリ感のある操作性で敵を避けなくてはならず、難易度がブチ上がります。それならと一匹ずつ丁寧に潰すと難易度があってないようなレベルまで低下。
ゆっくり行くならメチャクチャ簡単だがスピード感、アクションしてる感がなく、敵をスルーして進んでいこうとすると敵と足場の配置がメチャクチャ嫌らしいステージ構成なんですよね。とにかく一時停止を求められる。路地での車の運転かコレは。
そして本作はカービィを立体的に大きく描いた都合、ダッシュなどの移動速度も遅いです(あまり早いとそれはそれで先が見えないですし)。さらに吸い込み範囲が上下に弱く、ホバリング時の空気弾の射程もかなり短いなどなど、カービィ本体の性能はアクション系シリーズ最低レベルと言えるかもしれません。
▲止まらず進むと必ずぶつかるように出現する敵も
じゃあ初心者向きなのかと言えばラスボスだけはしっかりと強く、コピーでゴリ押せないギミック持ちなので普通にプレイヤースキルが求められます。アクション不慣れな人に優しいと思えばクリアは難しく、慣れている人には爽快感がないというチグハグ感があります。
そして次の項目にも密接に関わってきますが……
コピー能力のほとんどが使いづらい
シリーズ恒例で、威力はないけど使い勝手がメッチャいいと言えばカッター。
▲なぜか半身をカッターにして飛ばすカービィ
半身は移動とジャンプは可能ですがダッシュやホバリングなどは不可。もちろん戻ってくるまで連射も不可。
じゃあミックスが強いのかと言えば、足を止めて攻撃範囲も射角も微妙な火矢を放つバーニング+ニードル、自身が爆弾雪だるまになるが任意で爆破できず、爆破後は隙だらけなアイス+ボム、頭を擦って燃焼後、勝手に走り出すバーニング+スパーク。出が遅く判定がほぼ上部にしかないスパーク+ニードル……極めつけはただ水蒸気を発生させるだけのバーニング+アイス……
なんというか、ネタとして見ている分には面白いけれども、アクションゲームとしては使う理由がまったく見つからないコピーが複数種類存在します。そして大抵は足が止まる。
もちろんコピーの中でも進みながら攻撃可能なものもありますが、一番爆速で進めるバーニング+バーニングは細かい制御ができず、さらにステージに隠されたクリスタルを集めるゲームの都合、あまりカッ飛ばされても困るワケで。
今までで言えばソードやカッターのような、程良く機動性と攻撃を備えたコピーがまったくと言っていいほどありません。
▲長押しで前進、離すと発射するストーン+ニードルを愛用しました
一応ストーン+ニードルでのドリル移動や、バーニング+ボムの花火など、移動しながらしっかり攻撃が可能なコピーもあり、そしてそれらをとにかく強く感じます。つまりそれ以外のほとんどが足を止めるか、足は動くが範囲か仕様が終わっているコピーばかりってことです。
でもシリーズ通して遊んでいる人は思うハズです。
この手の使いにくいコピーは攻撃力が高いんでしょ? と。
複数吸い込んだ時以外のすべての攻撃力が同じ
ザコ敵は全部一撃、中ボスやボスなどはHPゲージが表示されますが、何をぶつけても一撃で5、複数吸い込んだ貫通弾は10で固定。ボス系のHPは30なので何をぶつけようが最大6打です。
一応例外もいますが、ステージ2ボス、ラスボス、EXボスの3種のみ。さらにラスボスとEXは独自ルールなのでHP表示が役立つのは2ボスだけです。
つまり機動性や範囲を持たないコピーは本ッ当にただただ弱いだけ。クリスタル入手のためのギミック解除くらいにしか使えず、その場所まで移動する際の縛りにしかなりません。
プレイは2Dだが奥行きが微妙なカメラの向きで襲ってくる
▲奥行きシャッツォはよく見かけるギミック
最近のカービィで奥行から敵が迫ってきたりといったギミックはありますが、その始祖が64だと思います。64の描写力がふんだんに使える本作ならではですね。
……なんですが、64はカメラがカービィの進行でまぁまぁ動きます。しかもこちらで操作不可。このため、奥行からの攻撃に対して距離感が非常に掴みづらいです。
これは奥行ではなく、高さが同じ敵でも先の方にいる場合、カメラの位置では斜めに見えたりするので操作感も狂います。
▲これが本当に避けられず、最終的にはホバリングで避けた
一方で本作で分かりづらかったからこそ、最近の2Dアクションカービィの場合はカメラを動かさなくなったのではとも思います。
総評
新しい取り組みや描写は今後のカービィシリーズにも活かされる素晴らしいものがあるが、それを加味しても変なバランスのコピーやステージが多く、爽快でスピーディーなアクションの多いカービィシリーズという点で見た場合は微妙と言わざるをえない作品。
もともと数字カービィ(2、3、64)は特定のコピーやフレンズの組み合わせが隠しアイテムに必須、そしてそれを取らないと真ENDにならないというシステムですが、それが定期的に足を止めてくるステージと合わさって退屈なゲーム体験になっているように感じました。
一方で64のみでありつつも素晴らしいBGMの数々、仲間との冒険感、奥行を利用したギミックなどなど、今後の作品のヒントになる要素も多く、ファンが多いのも頷けるゲームとなっています。
また、数字カービィ独特の「ポップなタッチを一皮剥くとグロ属性込みな暗黒が広がる」世界観を64で描くのは、やはりそれ自体が唯一無二のカービィであるように感じます。仲間が乗っ取られる怖さ、ノーマルエンドのオチ、「こうじょうけんがく」……
▲前面に謎の計器、後ろには見たことのない存在が囚われている
有名な「こうじょうけんがく」はステージの難しさよりも、その背景に目が行っちゃったなぁ。
おまけ:ルール破りのクリスタルがある
▲配信でブチギレ軽くキレかけた隠れクリスタル
特定のコピーが必要な箇所は、コピーの色と同じ攻撃をすることで破壊できるってのが本作の特徴なのですが、この箇所だけは赤なのにバーニングは一切反応しません。ストーンやボムなどとのミックスを持っていっても無反応。
ちなみに答えはアイスです。

いややっぱ今改めて書いてても腹立つわ。溶岩を凍らせて~とかなら分かるけど、なんでコピーの色匂わせといてその逆の青が必要で、しかもそれをぶつけたらこの山が消えてなくなるんや! おかしいやろがい!!!!
以上だ! また会おう!!
