どうも、ふーらいです。
この国のダメなところの集大成になりそうな東京五輪。相変わらず雇用しないボランティアを中心に運営するようですが、当然のごとく批判が出ています。
そのことについて先日、有識者が集まって初会合が行われました。
その内容、衝撃です。
Q:自己負担どうすんの? A.やりがいをPRする
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、大会組織委員会が公表したボランティアの募集要項案の宿泊費などが自己負担となっていることに批判があったことなどを受けて、ボランティアの在り方などを有識者が検討する初会合が開かれ「やりがいをわかりやすくPRしていく必要がある」といった意見が出されました。
Q.宿泊費自己負担に批判があるけど、どうする?
A.やりがいをわかりやすくPRしていく
ちょっと何言ってるか分かんない
最初聞いたとき虚構新聞かと思ったよ! ちゃんとNHKニュースだよ!
宿泊費が自己負担であることに対する回答がやりがいPR!? やりがいPRしたら宿泊費が軽くなるんか!? 有識者って本当に知識ある人たちなんですかね!?
だいたい、オリンピックってことは周辺の宿泊施設は観光客でいっぱいだろうし、どうする気なんでしょうか。コスト以前の問題だと思うんですけど……
ちなみに、3月の段階での募集要項はこんな感じでして――
8万人を募集する大会ボランティアについて、1日の活動時間が8時間程度で交通手段や宿泊場所は各自が手配し、費用も自己負担とするなどの募集要項の案を公表
労働時間8時間程度。8時間以内とは言ってないところがポイントです。「そうか、労働じゃないから労働時間守らなくてもいいんだ!」じゃねーよ!!
さらに交通手段も宿泊場所も自前で調達し、その費用も当然ながらボランティア側の負担。奴隷でも食費と寝る場所くらい出ると思うのは私だけでしょうか?
で、有識者をお金払って集めて、その結論が「やりがいPR」って……もうやだこの国。
でも有識者やスポンサー、建造物にはお金をかけている
お金がないと言いつつ、こんな無駄な結論出す有識者にはコストがかかっているワケで……運営が単純に出すお金を渋っているワケじゃないんですよ。
要するに、下民に払うお金は出したくないってだけなんですよね。
やりがいPRすりゃ、東京五輪なんて歴史的価値のある仕事は無償でやりたいだろコイツら? ってくらいの認識なんでしょうよ。
でもスポンサーには逆らえないし、運営委員会のお偉いさんはお金が欲しい。だから、そっちにはちゃーんとお金を払う。彼らは、やりがいでは動かないことを知っているから。
だけど、国民たちはやりがいで釣れるし、それだったらお金なんかいらないじゃん? って認識なんですよ。完全に舐め腐ってるんですよね……
国のやり方がこんなんじゃ、ブラック企業ややりがい搾取がなくなるワケがありません。だって、国そのものがブラック運営なんですもん。
誰も行かなきゃいい
みんな、家で寝てようぜ?
ボランティアでいいだろって思っている人たちは、なんだかんだ言ってボランティアで集まるだろうと考えているんですよ。だから、やりがいをPRしようなんて結論が出る。
だったらこっちは、徹底的に参加しないことです。「コストかけないなら失敗する」という状況になれば、運営はお金を出します。
本当にお金がないのなら、スポンサーもいませんし、有識者も来ませんよ。払う相手を見て、選んで渋っているだけなんです。国民をバカにしているんですよ。
家で寝てましょう。こんな条件で働かされるなんて、奴隷以下です。
まとめ:ボランティア=奴隷という認識が大嫌い
私は高校や大学の頃に、ボランティアに参加したことがあります。
楽ではありませんが、行った先でしっかりと仕事を教えてもらい、暖かい言葉を貰ったり、いろんな話をし合ったり。まったく新しい発見もたくさんありました。
最近のボランティアという言葉や概念は、コストの面だけひたすら強調され、可能な限り雇用しないようにするための、コスト削減の逃げ道として使われています。
こういう流れ、大ッ嫌いです。
東京五輪なんて失敗しちゃえばいいのに。
以上だ! また会おう!!