どうも、ふーらいです。
今の世の中で仕事をしようとするなら、パソコンとはもう離れられません。文書の作成やデータ入力など、事務の仕事に関わらず、あらゆる業務で使用します。
特にWordやExcelといったアプリ。ええ、最近はWindowsもソフトではなくアプリと呼ぶようになりました。これらが使えることは、当たり前として世の中が流れています。
でも、意外と使えない人は多いのではないでしょうか。WordやExcel、Power Point……私生活ではあまり使いませんよね。一度ガッツリ勉強したいところです。
さらに、資格も取れれば履歴書に書くこともできますし、アピールするまでもなくパソコン操作は問題ないと扱われ、就職活動でも一歩有利になります。
そこで、自力でWordやExcelの資格を満点で取得し、仕事でWordやExcelを人に教えていた私が、なるべく安価で済むよう、学習に最適な本を紹介します。
最初に:WordやExcelの資格、MOSとは
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、エクセルやワードなどのマイクロソフト オフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。
正式名称は「Microsoft Office Specialist」と呼びます。MOSとはその頭文字を取った略称で、マイクロソフト公認の資格です。
さらに、扱うアプリの種類とバージョンで分かれており、たとえばWord2016であれば「Microsoft Office Specialist Word 2016」となります。長いね!
プレゼンテーションをするならPower Pointは必要ですが、WordとExcelに関してはどこでも必須レベル。まずはWordとExcelの取得を目指すのが良いでしょう。
MOS取得の難易度について
めっちゃ簡単です。
もし詰め込んで勉強するなら、1週間でも十分なくらいの難易度です。1日30分の勉強でも、4週間程度もあれば余裕で合格できます。
MOSを取得している人は、私も含めてそんなにキツい勉強なんかしてないんですよ。
しかし、MOSを詳しく知らない人にとっては、そこそこの資格として認識されることも少なくありません。社内で「この人はパソコンに詳しい」なんて立ち位置になることも。
人事を担当している人がパソコン関係に疎いほど強力な資格になり、難易度の割に取得の意味があります。むしろ、教材の値段の方が問題です。
高い教材はNG。通信講座は必要のある人だけでOK
このブログにたどり着いたということは、キーボードに文字を入力したり、検索したりすることは問題のない人がほとんどだと思います。
通信講座は丁寧に教えてくれますが、教えていた立場からするとこういうのは本当に基礎の基礎から学習したい人向けになります。
パソコンの電源の付け方切り方に始まり、アプリのインストール方法、ダブルクリックや右クリックでの操作などまで、質問すれば丁寧に教えてくれます。
こういった部分まで学習したい人は、この後紹介する本だけ購入しても操作がおぼつかない可能性が高いので、通信講座の方がオススメです。ユーキャンはかなり安いです。
高いだけの教材を購入するほどの難易度ではありませんし、パソコン教室に通うほどのレベルでもありません。どうせお金をかけるなら、ユーキャンの19800円で十分ですよ。
パソコン教室ってクソ高いんですよ……10万円軽く超えますからね……
必ずしも最新MOSを取得する必要はない
この記事を書いている2018年現在、最新のバージョンは2016です。WordならWord2016、ExcelならExcel2016を取得するのが、最新のMOSになります。
ただ、企業が最新バージョンを導入していることは稀です。バージョンアップしても機能自体はそこまで変わりませんからね。2007を動かしている会社すら珍しくありません。
個人的には、今取得するなら2013くらいがちょうど良いと思います。
MOS取得にオススメの本(テキスト)2冊
よくわかる Microsoft Word 2013 基礎 (FOM出版のみどりの本)
ズバリ、この2冊。これはWord2013版ですが、最新の2016やExcelなどのバリエーションもあります。FOM出版のみどりの本という、非常に分かりやすいシリーズです。
1冊2160円、2冊で4320円です。通信学習の2万~4万円や、パソコン教室の10万円超えと比べれば、めっちゃ低コストで勉強できます。
なぜこの本がオススメなのかというと、付録のCDを使うことで、講座や試験とまったく同じ学習ができるからなんですよ。
それぞれの章で使うファイルが、最初から準備されています。
各章の最初のページには完成した表や図式が描いてあり、上記のファイルを使って問題をひとつひとつ解いていくことで、章の最初にある完成品が出来上がるという仕組みです。
言葉だと説明が難しいので、以下をご覧くださいませ。
最初はこんな感じで、最低限の文字と改行だけが入力されたファイルが入っています。これをテキストに沿って操作していくと――
こんな感じに仕上がっていきます。仕事で使える書類になってきていますね。
未完成品が操作で完成品になるのは楽しいですし、余計な文書入力の手間がないので、アプリの操作だけを集中して学習することができます。
そして何より。MOSの試験内容は、このテキストの学習法とまったく同じ流れなんですよ。
MOSの試験は、まず完成図を見せられ、次に操作する前の文字や改行だけしたファイルを取り込み、各問題を解いていくことで完成図と同じモノを作り出すという内容なんです。
このテキストで学習すること自体が試験対策を兼ねており、操作方法を覚えると同時に試験対策もバッチリできているというワケ。非常に効率が良いんですよね。
まずは基礎で勉強し、問題集がヒントなしで解けるようになれば、資格は取ったも同然です。
教える立場の人にもオススメできます
このように試験と同じ要領で学習できるので、教える側としても非常に参考になります。自分で問題や課題を作る際には、必ず手に取りたい本です。
私が行っていたのはビジネス向けの教室ですが、完成していくファイルの進行具合で理解力も測れますし、教わる側も楽しく学べ、分からない点が具体的に質問しやすいです。
慣れている人は問題集だけでも十分
テキストは基礎と問題集がありますが、基礎の方が丁寧に操作や用語を説明してくれる反面、ある程度アプリが扱える人にとっては、内容がやや優しすぎます。
すでにWordやExcelに触れたことがあり「ある程度操作はできるけど、試験となると不安」という人は、問題集1冊のみで十分です。2160円で気軽に学びましょう。
問題集と言いながら、ちゃんと解説が別で入っているので分からない部分はキチンと学習できます。基礎と比べて用語の細かい解説がないだけ。よりスムーズに学習できます。
バッチリ学習したら受験して資格をGET
最後に受験の方法ですが、定期的に行われる全国一斉試験を受けるか、各地域のパソコン教室などが会場となっている随時試験を受けるかを選べます。
全国一斉試験は、各地の大きな試験会場で受験します。MOS公式サイトのトップページに一斉試験の日付が告知されています。都市に住んでいる方は、こちらでいいでしょう。
地方に住んでいる場合は一斉試験の会場が遠く、受験が難しい場合があります。そういう時は随時試験です。近くの会場へ申し込んで受験できます。
全国一斉試験と違い、会場によって試験日と時間が異なります。まずはMOS公式サイトから、随時試験を受けられる会場を検索してみてください。
詳しくは、どちらもMOS公式サイトに専用のページがありますよ。
なお、受験料は1科目9800円+税とそこそこお高いです。もうちょっと安いといいんですが……それでも、取得する意味は十分ありますよ。
まとめ:無理のない範囲で取得できるお手軽資格
最近はスマートフォンの普及もあり、若い人でもパソコン操作が苦手な人が増えているようです。触れる機会がないものが扱えないのは、当然と言えば当然です。
だからこそ、パソコンの資格を今取得することには意味があります。たとえどんなに簡単であっても、持ってると持ってないとでは、知識とアピール力で差が出ますからね。
以上だ! また会おう!!