どうも。今回の衆議院選挙も投票には行きます、ふーらいです。
はてなブログの、とある記事が話題になっていました。
私は28歳の男性。ここ数年、選挙には行っていない。もはや行く気もない。
から始まる、やや長めの選挙に対する思いを書いた記事です。要約すると……
って感じですね。思うことがあったので、私の考えもこうやって記事にしてみます。
まずはデータのお話
まず、若者(20、30代とします)の令和3年総人口数は2635万人。一方、65歳以上の高齢者の人口数は3638万人となっています。総務省統計局のデータで確認しました。
続いて投票率。こちら総務省の平成29年のデータです。
20代が約34%、30代が約45%に対し、60代は72%。70代以上は61%です。年齢別総人口に、投票率を掛ければ大体の投票数が見えてきます。
単純計算ですがこんな感じ。現状では高齢者票が若者票の倍以上あり、単純に選挙に勝つ場合、若者にウケる政策より高齢者向け政策を語る方が、2倍以上票数を獲得出来るということになります。
当然、政治も高齢者向けになってしまうというワケで。
若者同士で投票を呼びかけているのは、投票率を上げて若者の票に意味を持たせるためです。仮に投票率が60代と同じ72%あれば、1897万票となり70歳以上と同等の票数を持つこととなります。
逆を言えば、これくらい上げないと高齢者票には遠く及ばないという状況でもあります。
若者は投票にコストがかかる
投票にかかる手間はみんな同じです。支持政党や支持者が決まっている人はいいですが、まだ決まっていない人は候補者の訴えを読んだり、政党のマニフェストに目を通したりします。
そして、実際に選挙に行き一票を投じます。
でもコレ、若者にとっては大変なんです。なぜなら、若者は仕事にプライベートにと時間が必要で、時間というコストがすごく貴重なんです。
高齢者は仕事があっても短時間、もしくは引退済みですから時間がたっぷりあります。このため、同じ数分数時間であっても、若者のそれとは同じコストではないんですね。
なので、はてなブログの「行きたくない」という意見、純粋に気持ちは分かります。政治不信以前に、面倒臭いんですよね。
しかしその上で、若者でも投票に行く人がいて、なぜその人達が投票を訴えるかと言うと――
少ない票数には意味が(ほぼ)ない
さて、選挙です。選挙では当選した人が議員になり、実際に政治を動かす一員となります。
例えばなんですが、票数100万を獲得したAさんと80万を獲得したBさんがいたとします。でも、当選したのは100万を獲得したAさんだけでした。
そうなると、Bさんに投票した80万人の意見は死にます。
一応、Bさんが提唱した戦略や人柄が80万票を獲得したという事実があるため、Bさんの意見をある程度汲むことが次回の勝利につながる可能性はあります。でも当然、それはAさん次第ですよね。
つまりやや極論ですが、少ない票数って無いものとほとんど変わらないんですよ。
若者は総人口が少なく、投票率も低いです。このままだと高齢者の票に勝てず、せっかく投票した若者票が無意味になってしまいます。
投票を呼びかけているのは、政治を若者に向けるという意味はもちろんですが、若者自身が時間コストを支払って行った投票という行為を無駄にしたくない、という意図もかなり含まれています。
私もまだ一応若者括りになるかなぁ……? とにかく、投票には行きますし行って欲しいと思っています。私の行為を無駄にしないで欲しいからです。
……
でも最近、そんな私も「投票辞めちゃおうかな」って思ったりもするんです。
自分の行為は無駄なのでは?
私の住んでいる地域は、とある政党がとても強い場所です。私はその政党を全く支持しておらず、投票の度にそこ以外の候補者や政党を選んで投票しています。
しかし、私が投票した対象が当選したことは1度たりともありません。
対立する候補者もあまり強い人が来ないです。負け試合の可能性が高いところに、有用な人材はぶつけてきません。その結果、毎度勝つ政党がお約束のように勝ってしまう悪循環です。
そう、私の票は少数派なんです。意味がないんです。
私、投票に関しては一応ガチ勢なので、投票前に候補者を全員チェックします。でも、そんな暇があるならウマ娘の育成回数増やせますし、ブログの記事だって書けるワケですよ。
今回も行きます。行きますけど……やる気は回数重ねるごとに低下中。どうせ負けるしなぁ……
以上だ! また会おう!!