どうも、ふーらいです。
スターアライズをプレイして、ガッツリ考察記事を書き上げました。
私なりにかなり掘り下げることはできましたが、どうしても分からない点がありました。
それは、極楽の夢見鳥。
今回は考察記事の補足というか番外編というか。カービィと蝶の関係や、そこから見えるバルフレイナイトの可能性について、もうちょっと掘り下げてみたいと思います。
※もはやここまで読んでいる人には不要な話かもしれませんが、盛大なネタバレを含みます。ネタバレは嫌だという人は、閲覧を推奨しません。
カービィと蝶
元祖である星のカービィで実は、最初のステージ開始時に蝶が登場します。この頃は白黒なので、色までは分かりません。
とはいえ、この後もちょいちょい、蝶がゲームのムービーに出現してきます。とりあえず、知っている範囲で順番に並べてみます。
カービィボール
まず、カービィボールで蝶が出現します。こちらはパステルカラー。やはり模様はなく、極楽の夢見鳥のような色合いでもありません。
カービィ2、3では出現が確認できず、次は64に登場します。
星のカービィ64
64では、ワドルディとのムービーで登場。2匹の蝶が出現しますが、いずれも黄色。
次に出たのは「参上!ドロッチェ団」のオープニング。
星のカービィ 参上!ドロッチェ団
ムービー右側に飛んでいますが、やはり黄色。
毛糸のカービィにも出現していますが、蝶もやっぱり毛糸。身体に模様はありません。
どうやら、カービィと蝶は確かに関係はしているものの、今回の極楽の夢見鳥とは、この時点ではまったく関係性が確認できませんでした。
しかし、転機が訪れます。
転機は星のカービィWii
これは「星のカービィWii」のオープニング。カービィ達が走り去っていく中、本を読むメタナイトの前にいるのは……
極楽の夢見鳥
スターアライズで飛来してくるSSはこちら。
同一の存在と見て、間違いないでしょう。
そして、この後の作品内のムービーにちょいちょい出現するように。トリプルデラックスやロボボプラネットでも確認できます。
特に、ロボボプラネットのエンディング。こちらでは少なからず2匹(ムービーの流れ的に3匹はいると思われます)が飛来しており、複数の存在が確認できます。
バルフレイナイトの登場は、Wiiの頃には決まっていた?
バルフレイナイトの原案と思われるイラストは「星のカービィ20周年スペシャルコレクション」に同封された、20周年メモリアルファンブックに掲載されていました。
20周年スペシャルコレクションが発売されたのは、2012年7月です。
一方、極楽の夢見鳥が初めて確認できた「星のカービィWii」の発売日は2011年10月。
初登場の翌年に、バルフレイナイトの原案が公開されたということになります。
ということは、Wiiで極楽の夢見鳥が登場した時点で、時期こそ未確定であったにせよ、バルフレイナイトの登場自体は確定していたのではないでしょうか。
ギャラクティックナイトは、バルフレイ戦後に剣士に?
今回のギャラクティックナイトは「時巡る戦士」なんですよね。
もともと、持っている武器も剣というよりは槍系に見えなくもないギャラクティック。一方のバルフレイは、どう見ても剣にしか見えないデザインの武器です。
もしかすると、バルフレイと共鳴して戦闘をすることで、剣の能力に覚醒したのでしょうか。
相変わらず、ギャラクティックナイトは時間の流れがシリーズ順と逆になっている説が前提ですが、ロボボプラネットで召喚される際は「イニシエの時代の剣士」と呼ばれています。
極楽の夢見鳥は、ギャラクティック以外には見えない?
ギャラクティックナイトが登場した後に、極楽の夢見鳥が飛来してくるシーン。
実はギャラクティックナイト以外は、誰も極楽の夢見鳥の方向を見ていません。
これは、他の作品にも見られる現象です。
Wiiのメタナイトも視線を向けていませんし、トリプルデラックスではカービィの頭に引っ付いているのに、カービィが見ているのは空の方。ロボボでもやはり、誰も目で追いません。
では蝶そのものを無視してるのかと言えば、元祖カービィで追い回したり追い回されたり、スーパーレインボーでは蝶に手を振っていたりします。あくまで、極楽の夢見鳥だけが無視されている。
つまり、極楽の夢見鳥が見えるのは、ギャラクティックナイトと、今まさにゲームをプレイしているプレイヤーだけということになるのかもしれません。
それが共鳴して、バルフレイナイトになる……プレイヤーともまた、共鳴できる……?
バルフレイナイトは英語で「Morpho Knight」
海外では「Morpho Knight」という名前で登場しています。
Morphoとは、モルフォチョウのこと。
モルフォチョウ(モルフォ蝶・学名Morpho)は、北アメリカ南部から南アメリカにかけて80種ほどが生息する大型のチョウの仲間。”Morpho”は、ギリシャ語で「形態」・「美しい」を意味し、アプロディーテーおよびウェヌスの形容語句でもある。
モルフォチョウは非常に美しい蝶であるものの、その羽の多くは青色が多いようです。バルフレイの羽は対照的に、燃えるような赤色です。
この辺に関して言えることは少ないのですが、ハイネスの衣装や活動に宗教的な側面が多く見られることから、ゾロアスター教と何か関連があるかもしれません。
ゾロアスター教は光(善)の象徴としての純粋な「火」(アータル、アヴェスタ語: ātar)を尊ぶため、拝火教(はいかきょう)とも呼ばれる。
ゾロアスター教は「拝火教」とも呼ばれるという記述があります。
火炎崇拝そのものはゾロアスター教以前にも存在しますが、ゾロアスター教における火の意味とは浄化、正義、真理の象徴であると考えられています。
今回の事件をハイネス側視点で考えた場合、自分たちを迫害した相手に対する浄化や正義、または真理を示すという行為と捉えることができるかもしれません。
こうなると、ますますハイネスの始祖=バルフレイナイト説が強くなってきます。
ただ、私自身宗教に対してあまり知識がない上、今回はあくまでバルフレイナイトに焦点を絞ったつもりなので、ここはあまり深く突っ込みしないでおきます。
極楽の夢見鳥が飛来する条件とは
分からないのはコレ。極楽の夢見鳥が飛来してくる条件です。
何かが絶え、その審判の日にどこからか飛来する
との記述から、エンディングに登場する分には問題なく理解できます(ボスが絶えているため)が、Wiiやトリプルデラックスのオープニングで出てくる理由が、いまいちハッキリしません。
他、いくつか仮説を立ててみます。
事件が起こる日=審判の日説
何かしらの事件を審判の日と呼ぶなら、いつでも飛んでこれます。反面、ロボボプラネットやスーパーレインボーのオープニングで飛んでこない理由で、矛盾が生じます。
そもそも、呆れ返るほど平和なプププランドなので、カービィが動く時点で事件ですしね。つまり、作品すべてに登場しないとおかしくなります。
メタナイトの出るシーンでだけ登場する説
Wiiで初めて会ったメタナイトがいるシーンにのみ出るのか……? とも考えました。最終的にバルフレイナイトになるのなら、メタナイトとの繋がりはあって当然です。
が、そうなるとやはりトリプルデラックスがネック。トリプルデラックスのオープニングでは、メタナイトは一切登場しておらず、説明が付きません。
カービィはWii以降の作品をその日のうちに解決してる説
カービィって基本的に、その日のうちに事件を解決しているのではないか、と考えてみます。何かしら問題が起こったオープニングからエンディングまで、1日内ですべて片付けていると。永夜抄かな。
そうなると、オープニングでもエンディングでも、いつでも飛来して構いません。ラスボスを倒しているなら何かが絶えてはいますし、カービィによる、敵に対する審判の日という説明が付きます。
……トリプルデラックスでは、オープニングで極楽の夢見鳥が飛来していますが、その日カービィは家に帰って寝ています。翌日に異常に気が付いて、出発するんですよね……
……あかん、トリプルデラックスがどうしても、矛盾として引っかかる。
改めていろいろ考えても、ここだけは謎として残りますね。
私から言える、今回の考察は以上だ!
妄想いろいろ出てくるな!
今回は、バルフレイナイトや蝶の話に焦点を絞ってみました。
いろいろ調べていると、関連しそうな内容が芋づる式に次々と出てくるので、一旦どこかで区切るのが難しかったりします。今回はここで一旦区切るよ!
以上だ! また会おう!!