どうも、Twitter上で読めるマンガとか割と目を通してしまうタイプ、ふーらいです。
今回は絶賛炎上中の「100日後に死ぬワニ」に関して、創作者(あくまで元ですが。ブログも創作と言われれば現役?)として思うことをば。
そもそも何があったのか
何があったかを超簡単に時系列でまとめるとこんな感じです。
電通案件とかはどうでもいい
私としては、今回の異常な量の販促活動が電通関連かどうかについては、どうでもいいです。
電通がダメとか言い出すとテレビ関係のCMなんて大抵NGでしょうし、テレビの視聴率が下がっている昨今、ネットにテレビ側の広告業界が現れること自体は不思議ではありません。
じゃあわざわざ記事にして何を言おうとしてるのか、なんですけど。
キャラクターの「死」を弔え
ワニは死にました。このワニは創作上の生き物かもしれません。でも、死にました。
でね、死んだ直後にこういうのが出されるとさ。
リンク先のお店の名前は「100ワニ追悼POP UP SHOP」。ワニが死ぬとほぼ同時に出された情報なんですけどね……ちなみにTwitterはこんな感じなんですけど……
https://t.co/zq7K0FbjoX pic.twitter.com/JeuKFdSiRi
— 100日後に死ぬワニ 公式 (@100waniOfficial) March 20, 2020
あのさぁ……
ワニ死んでんねんで?
100日毎日、欠けることなくマンガが更新され続け、そしてそれがキャラクターの死という形でしっかり終わりを迎えた。素晴らしいことです。
だからこそ、です。100日かけた壮大なストーリーで死んでいったワニを想い、弔う時間が必要だと思うんですよ、私。それがたとえ想像上のキャラクターでも。
しかもこのワニ、作者が亡くなった友人を想って描いたのだそうです。なら尚更、せめて商売に使うのは1日くらい待てやって気持ちになるんですよ。
さらにこのマンガ、ちょっと思わせぶりな伏線もしっかり描いているため、一部のファンの中では考察が生まれ、死を迎えた瞬間のマンガから作者の意図を読み解こうとする勢力も現れました。
ところが、死んだ瞬間に追悼ショップが現れ、数多くのグッズが販売。さらに書籍化(個人的にマンガなので書籍化は歓迎)、実写映像化に音楽コラボ……
死を悲しむ時間も、死を考察する時間も、私は死という題材を扱った創作物の一種だと思う……そんな面倒なオタクタイプなので、こんなことを感じるのかもしれません。
コレだけはハッキリ言いますけど、稼ぐなって言いたいワケじゃないんです。企業とのタイアップだって必要です。Twitterじゃご飯は食べられませんからね、それはよく分かります。
でも、死という絶対的な終わりを、たとえ創作であれ扱ったなら、もっと感情を込めて欲しかった。
たった1日待ってからでいいし、何なら100日描いている途中で「スポンサーが付きました」って発表してくれて良かったんです。
それをまるでサプライズの如く、しかも大量に、そして一気に放出してしまったこと。しかも死と同時に。そこに違和感を抱かざるをえない――そんなことを思う、面倒な人なのでした。
以上だ! また会おう!!