最近のインターネットが本当につまらないと感じるので、理由と対策を考える【その2:とにかく人に見られたい編】

どうも。エルデンリングはめっちゃ楽しかったけどマルチプレイ未経験な、ふーらいです。

この記事は連載です。前回はこちら。

今回は、今のインターネットが面白くない根本的な理由を掘り下げます。

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見られることが最優先!

今のインターネットはマジでコレ。とにかくありとあらゆる手段を用いて、人に見てもらうことが最優先事項であり、そのためであればモラルはもちろん、犯罪行為も厭わない状況となっています。

確かにインターネットに何らかのアクションをする以上、誰しも見られたいという欲がまったくのゼロということはありません。

昔のインターネットというのはまず、何かしたいことが先にあります。書きたいとか残したいとか、目的があります。次に、それが誰かに見られたらいいななどと考えるのです。

現在はまず、見てもらいたいというのが主目的。見てもらうためには何をするかと考えます。

どうすれば注目されるのか、PVが伸びるのか、1秒でも長く動画に居座らせるか――みんな、見てもらうために必死でインターネットをしています。

結果、見られるために特化したゴミが出来上がります。具体的には「いかがでしたか?」ブログや調査中だらけの企業wiki、人を怒りや不安状態にするタイトルのまとめ記事と動画が生まれるのです。

この見られたいという欲。行動は同じですが、その根っこは以下の3種類に分けられます。また、この3種は複雑に絡み合っていることがあります。

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1.(価値のないコンテンツで)お金稼ぎ

要するに広告収入目的。ページや動画に挿入される広告は、見られることで掲載主の利益となります。その広告をタップされたり、その先で商品購入などがあるとさらに報酬が増えることも。

広告収入自体は否定しないというか、私もその収入を多少なりとも得ています。注目が得られるような情報やネタを発信できる人にお金が発生すること自体は、何も問題ないでしょう。

ただ、この広告収入のためだけに見られたい人がいるワケで……

その結果、検索に出やすい細工をしてページを量産したり、怒りや不安をトリガーにしたネタが多くなっています。

特に後者は深刻だと思っています。ネガティブな情報の方を積極的に収集してしまうのは、人間の本能です。しかし脳に良いハズもなく、精神疾患の誘発や悪化に繋がりかねません。

以前大きな社会問題として取り上げられた『漫画村』などの違法アップロードの主目的も広告収入。無料の漫画に殺到するユーザーたちに表示している広告で、管理人はウハウハというワケですね。

愚痴:SEOというクソ(ド直球)

SEOとは『検索エンジン最適化』のこと。Googleなどの検索結果で上位に表示されるには一定の法則が存在しており、コレを上手くすることで中身スカスカでも検索トップが取れたりします。

逆を言うと、この法則を無視すると如何なる素晴らしいコンテンツであっても、検索で表示されません。検索する人にとってどんなに有益な情報であっても、検索結果の遥か下位に埋もれます。

検索結果がどの位置に表示されるかというのは、非常に重要な要素となります。人は表示されたページを、よほどのことがない限り上から順に読むためです。

私も不本意ながら、ブログの記事はある程度SEOを意識しています。本当はしたくありません。検索結果に載って欲しい記事は、中身に全力を賭けているからです。有益な自信があります。

しかしSEOを無視すると、本当に誰の目にも止まらなくなります。やらざるをえないのです。

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2.承認欲と自己顕示欲のモンスター

インスタ映え(蝿)からパクツイまで、特にSNSでのエンカウント率が極めて高いモンスター。映えのためなら迷惑から犯罪までお構いなしで、ネットでよく叩かれる『撮り鉄』の亜種型です。

とにかく見られたい! いいねが欲しい! 自分を見てぇえええ!! それ以外どうでもいい!

こういった欲そのものは、人なら誰しも少からず持っているものです。しかし、特にSNSは人間の承認欲求を強く刺激してしまいます。

SNSは他人がチヤホヤされる部分が、いいねやRTといった数値となって可視化されます。さらに当事者は通知で、自分が多くの人々に注目されていることを強く意識させられるのです。

これが、人によっては異常なほどの快感になります。より正確に言うと、人気者になりたいのに人気になる要素を持たない人に刺さります。

先述のお金稼ぎと異なり、別にやってる当事者の懐が潤ったりしません。何なら映えるために出費していて極貧だったりすることも少なくないため、多くの人が理解に苦しむ存在です。

「今コレをするのは自分が適任」という感覚

例えば、私はこうして文章を書くのが得意な方だと自分で思っています。しかし世界には当然ですが、私よりも上手に、早く、面白い文章を書ける人が山のように存在します。

インターネットでは、自分より上の存在を無数に目にします。仕事にせよ趣味にせよ、自分でなくとも良い、むしろ自分でない方が良いと思えることが本当にたくさんあります。

しかし一方で、私を頼る人がいます。仕事を振ってくれる企業があります。そもそも、今この文章を打っているのは誰でもない、私自身です。私以外にもできるけど、今の適任は私ってこと。

覆せないステータス差がある人間も、身体はひとつで時間は有限です。今この瞬間、この環境で動けるのは自分なんだという感覚を保つことが、自分の心を守るのに必要な意識だと思います。

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3.声のデカい少数派(ノイジー・マイノリティ)のバカ騒ぎ

雑にまとめると陰謀論界隈。細かく分類するなら反政府、親ロシア派といった政治思想、反ワクチン、自然派などの偽医療、集団ストーカーなど精神障害による被害妄想系、などなど。

最近だとフェミニスト、ジェンダークレーマーといったミサンドリストが凄いです。悪い意味で。

もちろん思想そのものはどう持っていても自由。わざわざここに挙げるのは、思想が違う他者にダル絡みしに行ったり、罵詈雑言を吐いて大騒ぎする連中のことです。

例えば1%にしか支持されない思想があったとして、リアルな人間関係でそれに触れる機会はほぼありません。100人に1人なので周囲にいなかったり、いたとしてもそれを公表して叫ぶ人は稀です。

しかし、インターネットには日本人だけでも1億人います。

1億人集まると、1%って100万人もいるんですよ。

こうして本来は会うハズのない、日頃は思っていても声に出せない過激な思想や想像を持つ人や、被害妄想や病気で存在しない幻を共有できる人が現れます。

周囲に理解されない人にとって、同じ環境を持つ人の存在は、自分の持つ感覚の証明であり「やはり自分は正しかったんだ、周りとは違うんだ」という間違った“目覚め”を引き起こします。

リアルな社会だとIQの壁があって触れない(共有されない)情報も、ネットだと他の情報と同等な扱いになってしまうのも問題を根深くしています。

ワクチンの有用性に対し、専門家が知識と他者のソース付きで提示した情報と、素人が思いつきで出した本や動画の情報とが交差した結果「ワクチンは賛否両論」とマスコミが伝えてきたりします。

プロフィールで見極められる

ノイジーマイノリティでおかしい発言を繰り返す人は、プロフに傾向が出ます。

ほぼ例外なく持病(特に発達障害)の公表、政治系を自称したり独自論を長々と書く、「いいね・リツイートは賛同の意味ではありません」という訴訟避けキーワード、など特徴があるのです。

加えて、フェミ系思想をこじらせている女性は夜職公表率が圧倒的に高いです。この辺は紐解くと脱線するので控えますが、性欲処理に来た男と世の中の男を同一に見るからおかしいんよマジで。

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こうして生まれたゴミを避けるために

すっかり“見られる”が目的のコンテンツが溢れてしまった現在。ネットは愛がなくて怒りと悲しみだけのクソスーパーモードになってしまいました。見えねぇよ水の一滴。

なので、こういうコンテンツを避けて生きよう!

でも、相手は“見られる”ために、ありとあらゆる場所に入り込んできます。どうやって避ける?

 

――という話を次回にします。いや大変なんやってこの記事作るの。カロリーが高すぎる。

※次回(最終回)が出来ました。思ったより早かったな。

以上だ! また会おう!!

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インターネットのこと

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