どうも。休めるのなら365日休んでも飽きずにいられる自信があります、ふーらいです。
この記事はpixivFANBOXで先行公開していた記事を、読みやすくマイルドにしたものです。過激で読みにくい原文はこちらから。
女性社長が「若い女性は正社員として雇用してません」と明言したことが話題になっていますね。
発信元はツイートだったということで、発掘してみたら簡単に出てきました。
批判覚悟ですが、私は、寿退社や産休や育休をされると困るので、若い女性は正社員として雇用してません🙄
本音は雇ってあげたいし心苦しいのだけど、うちのような弱小企業では雇う余力がありません🙄こういうところに政府の助成金を出してほしいと思う🙄
— 瀬戸麻希🙄 Amazonブランド登録専門弁理士🙄生涯偏差値20の最終学歴中卒🙄 (@ensemble43530) February 5, 2023
この人自体の行為や日頃の行動には今回触れません。そこは関係ないので。
(なんかちょろっと見た感じ、何かと問題を起こしているタイプっぽい?)
男性より採用しにくいのは紛れもない事実
私も一応自営業者ですし、ひとりでやるには厳しい作業量をこなしていた時期もあり、誰か雇えたらいいなーって思ったことがあります。
しかし、もし誰かを雇うとするなら、私も男性の方が欲しかったです。
これに関しては今回の社長とまったく同じ理由で、女性は(それが正当な理由であっても)仕事から抜ける事情を多く抱えているためです。
個人的に寿退社なら完全に退社なのでまだマシですが、家族(特に子ども)の体調不良や生理による不調で突然に休まれてしまうと、その穴埋めを誰かがしなければいけません。
これは中小企業ではかなりしんどいものがあります。1000人いる企業で2人休んだら、998人に対し増える仕事は1/499です。10人の企業で1人休めば、9人が1/9を負担することになります。
5人の企業なら4人が1/4を、その日は処理しなければいけなくなるんですよ。
そしてさらに
……
これで平等は無理やろ
どう考えたって男性の方が使いやすい。
そもそも私は、社会進出や会社での労働などというクソくだらない行為に女性は参加しなくていい派です。家事や育児などの方がよっぽど重要性が高い。
社会進出したい女性向けに法律や規則を作るべきではあるものの、本来こんなことは「子どもを産む」という能力を持たない男共に適当にさせとけ、程度の認識です。詳しくはこの記事を参照。
(読む場合はぜひ最後まで読んでね、お願いやから)
働きたい女性が働ける社会は「当然の権利」
一方で、働きたいと思う女性の権利を侵害するのは絶対にNGです。
働きたいと思う女性はいつでも男性と同様に働ける環境を構築すべきで、男女平等だとかSDGs()だとかではなく、人権を尊重する現在の日本においては守られて当然の権利だと私は考えます。
しかし、寿退社や家族の不調で抜けてしまうといった、文化的に女性が抱えがちなだけで男女どちらでも負担可能な点はともかくとして、生理による不調や産休はどうしようもありません。
これは性による身体差であり、人類が両生類にでもならない限り埋まらない差です。
労働という場において、女性は弱いのです。誰が良いとか悪いとか、権利がどうとかではなく、弱い。そして、経済活動において弱いとは、価値が低いと同義です。
これに対して、国が補助金を出すべきだとか、労働者の権利を弱くすべきだ等の意見が見られました。私はそれらの意見に対し、本質を突いていないと感じます。
男性も女性も同じように働ける社会を形成するのに、なぜ女性だけが補助金の対象になるのでしょうか。労働では「抜けてしまう穴」が問題なんですよ。お金ではなく、労働力の話をしています。
複数人で行う労働というのは基本的に、決まった日数や時間に適時動くことで回っていくワケで、そこで補助金が出ても何も変わりません。
労働者の権利をって話も脱線です。これはおそらく「いつでも首切れるようにして人員調整させて欲しい」という意味だと捉えますが、そうなると――
穴を作ってしまう女性を真っ先に切るやろ、常識的に考えて。
これは女性の働く権利を著しく侵害しています。あとこの論、どうも見てる感じバリバリの労働者側からも出ているように見えるんですが……自分の権利を無くしてくれって斬新ですね……
じゃあどうすりゃいいねん、って話なんですが。
男性の労働力(=経済価値)を下げる
現状考えられる具体的な内容は以下。
・男性に産休を設け、妻が出産した場合は男性も同じ期間産休する
本当は生理に該当する部分も入れたいんですが、こればっかりは女性の中でも大きく差が出るので今すぐには思いつきませんでした。
労働市場にいる女性からすれば、出産関係なく仕事しちゃう男性は労働市場において卑怯者なんですよ。子どもという男女共に家族を得る行為なのに、女性はその間動けなくて、男性は動ける。
おかしくないですか? 例えるなら男女で同時に走り出すレースゲームなのに、女性だけ後ろに特大の漬物石が乗っている。これは就職や経済での競争の公平性を欠いています。
しかし女性側の石はくっついていて、どうやっても取れません。ならばどうするか。ズバリ。
男性側にも同じ石を乗せる
これが公平性です
女性を男性と同じように働かせることは、身体の差で絶対に不可能です。だったら、男性を同じだけ休ませることで、女性と労働上における価値を同じにするのです。
同じだけ休む必要があるのなら、労働環境における男性の優位性は(筋肉量など身体的な特徴を除き)なくなります。
育休取得率がどうのこうのなどと言っている現在段階では、全く平等公平ではありません。休みを取らない男性及び休みを取らせず働かせる企業は、重大な犯罪とすべきです。
休まないという行為は自分の価値を不当に高める目的で行われる抜け駆けであり、ズルい行為。女性への権利侵害です。
こうすることで、男女は少なくとも労働環境、市場において平等公平になります。しかも男性の休暇が増え、相対的に女性の負担も減らせます。
(休暇中に妻をほっぽり出して遊び呆けるクソ夫が出る可能性はありますが、それは今回のシステム面による問題ではありません)
実際にこれを実行するとなると、全体的なサービスの質の低下は避けられないとは思います。ただ一方で、スーパーに対しコンビニがあるように、穴を埋めるサービスが生まれる可能性も高い。
働き口が増えることで、失業者を減らし、柔軟な勤務時間なども生まれます。まさに『働き方改革』になりうる可能性すらあると思うのです。
少なくとも同じ権利を持たせる方法として、もっと国や自治体がお金を出せだとか、労働者の権利を取り上げろだなんて話よりは、よほど建設的ではないでしょうか?
――まぁここまで言っておいて、こんな内容が実行される可能性があるのかと言われれば、無いと思います。要するに現在の男性労働者の価値を下げ、経営者の負担を(一時的に)上げる行為なので。
でも、女性労働者の価値は男性と比べた時の、性による身体能力の違いであるワケで、ここを埋めない限り意識高い西洋かぶれ系の言う「平等公平」は不可能ではないかと。しかも埋められる差だし。
自分の身を斬らないで改革は無理。言って掲げるからには、これくらいの案を示して実行して欲しいと私は思いますけどね。
以上だ! また会おう!!