どうも、ふーらいです。
NHKニュースにて、個人消費の落ち込みに関してこんな話が流れたようですね(リアルタイムで見たかった……)
違う!!!
何もかも間違ってるぞ使いたいし欲しいが金が無いんじゃ😠😠😠 pic.twitter.com/hFaKTLaCKA
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) 2017年11月15日
また、このニュースとは少し違いますが、NHK NEWS WEBにも似た内容の記事が掲載されています。
経済統計を見ると景気は回復しています。しかし消費に力強さは見られず、特に若い世代に勢いがない。政府も、エコノミストも、それを問題に思っています。消費者庁は、ことしの消費者白書で「消費に消極的な若者」の特集を組んで分析しています。なぜ若い世代は“使いたがらない””欲しがらない”のか?考えてみました。(どうなる経済“新時代”取材班)
当然のことですが、お金がありゃ消費するわボケナス的な反応に溢れています。同感です。
「若者の○○離れ」もすっかり浸透してしまいました。
「若者は貧困状態である」という、該当世代から見れば当たり前な事実は、意外にも報道はされません。ネットニュースには結構あるんですけどね。
ただ思うんですけど、多分今の若者は多少賃金が上がったところで、消費しません。欲しいものが物じゃなくなっているんですよ。
ってな話を、すでに若者カテゴリから外れかけな人が書きます。
今若者が最も欲しいものは「安定」
これに尽きます。車や時計では絶対ありませんし、異性とすら言わない人も少なくないでしょう。大金でも違うという人が出るかもしれません。
先のNHK NEWS WEB内の記事でも、将来の為に貯蓄を計画的に行う家庭のことや、生活雑誌が節約系記事ではなく、将来の不安を払拭する記事を多く掲載するようになった趣旨のことが書かれています。
「今の読者層は、バブル崩壊後の『失われた20年』しか知らない世代。この先も、給料はそんなに増えず、年金は頼りになるかわからないと思っている。そこで、ライフプランを数十年先まで立て生活することで安心感を得ている」と分析しています。
これは私も含まれますが、好景気なんてことを実感したことが生まれて一度もない世代です。
働かなければ生きていけないが、働いても生活保護未満、行く先々に広がるブラック企業の山、一度辞めたら戻れない正社員のか細いレール、弱っていく両親の介護――
そんな人々に一番求められているもの、それは「安定」です。
どんな事があっても困らない程度のお金やセーフティネット。
今の生活を向上させるのではなく、今の生活を維持したい。
向上したいという人なら、毎日そこそこ美味しいものを食べて、病気や怪我をしたら病院に行けるくらいの生活です。その人の心の中にある「当たり前」を、多くの人々が望んでいる。
それだけ、困窮してるんですよ。
ゆえに、ライフワークバランスが叫ばれるのです。若者の多くは、現在の状況が好転すると考えていません。がむしゃらに働いて経済成長する時代は、若者にとっては神話の現象です。
どんなに働いても給料への反映が少なく、いつ会社がなくなるか、自分のポジションがなくなるかも分からない。
新卒の就職活動が大企業に集中するのも同じです。大企業に正社員で雇用されることが、現代において最も安定するからです。そう簡単に倒産はしないし、首を切られる可能性も低い。
中小企業に人が集まらないのは、給与以前に安定感が大企業より低いからです。中小企業が月給を今より1、2万円多くしたところで、結果は同じだと思います。
まとめ
安定、安心、安全、維持――当たり前の生活が、当たり前でなくなってきている。そんな時代を、私達は生きているのかもしれません。
以上だ! また会おう!!