今でも、ときどき調子は悪くなります。ふーらいです。
それでも一応、仕事もしてるし、こうしてブログも書いています。ゲームもするしね! ネットラジオもしてるし!
じゃあどうやって、調子の悪い自分をコントロールするのか。結構聞かれたことがあったので、今回は「休養ってなにすればいいの?」と聞かれた時の、私なりの答えを書きます。
とにかく寝る
私のオススメはコレ。
寝る。とにかく寝る。そんだけ。
よく「休養中でも規則正しい生活を!」とか言うじゃないですか。アレは確かに間違ってはいません。規則正しい生活を送れるなら、そりゃあもう送った方がいいですよ?
夜間はホルモンバランスが悪くなったり、ネガティブなことを考える機会が増える傾向にあるのは事実です。
でもですよ。
規則正しい生活すら送れないから休養が必要なんじゃないのん?
精神的に辛い方の多くは、睡眠時間が足りていません。「1日○時間以上寝ています」というデータは参考になりません。その時間にキチンと熟睡できていますか?
途中何度も目が覚めたり、自覚症状なく睡眠が取れていない可能性もあります。
昼寝したら夜眠れなくなる? 昼寝しなくても夜なかなか眠れないでしょうよ!
「規則正しい生活を送る」っていうのは、療養の中でも第二段階。治療にも順番があります。
飽きるまで寝る
でも、ずーっと寝てていいの? なにもしない廃人にならない? という心配があるかもしれません。時間の無駄なのではと思うかもしれません。っていうか私は思ってました。
でも、大丈夫です。なぜなら
人間は飽きたら勝手に別のことをやりだします。
飽きるまで寝てください。
「もーいい! 寝てられない!!」ってなるまで横になっててください。
テレビくらいは見ながらでもいいですが、ラジオのほうがいいかもしれません。スマホは音楽聞くくらいで。自分から積極的に情報を探したりしだすと、休養にならないので。
ええ、暇ですよねコレ。でもエネルギーが足りないうちはダラダラしてりゃいいんです。
……
ええ、暇ですよねコレ(大事なことなので2回言います)
ですので
「あーもう飽きた! 無理! これ以上寝ていられない!」
ってそのうちなります。”そのうち”がいつやってくるかは分かりませんが、ずーっとこの状態は無理があるんですよ。
で、やがて起きてきて、なんでもいいからやろうと行動に移します。
これが療養の結果です。動ける状態までは回復したってことです。
寝るなんて時間の無駄、に対する反論
私もよくやってたんですが
「ダルい……でも何かやらなきゃ……」
ってダラダラ起きてるのは、これこそ時間の無駄です。
エネルギーがないのに、何かができるワケないんですよ。ガソリンが入ってない車は走りません。当たり前ですよね。
これを長々と続けても、何も起こりません。
「何もしていないのに疲れた……」
と、昼夜逆転した挙句に、死ぬように眠るだけ。
ダラダラ起きてるくらいなら寝る! 寝て寝て寝まくって、飽きて起きてきたけど「やべ……でもやることねぇ……」ってなってからはじめて、ボーッと起きててください。
ボーッと起きてると、暇ですよね。
これを繰り返すことでエネルギーは回復していきます。
暇に感じないうちは、それがちょうどいいんですよ。少しずつエネルギーが使える行動に戻していけばOK。その時の分かりやすい基準が「暇だー!」なんです。
暇ってことは、今のその行為はエネルギーが余っちゃってるってことですから。
あえて強く言えば「目的なく行動するな」ということです。
「あーこのままじゃダメだなぁ……でもなぁ……いやだからって……」と悩んで脳を疲労させた挙句、何もせず何も起こらないというのが一番の時間の無駄です。
これでは休養になりません。時間をかけてじっくりと脳をいじめているだけです。
「とりあえず寝よ」と寝る。「飽きてきたな……身体を起こそう」と起きてくる。「でも何かやる気にもならない……ボーッとテレビでも見よう」とテレビを見る。
外から見れば両者とも同じく寝て、起きて、ボーッとしているだけです。しかし、目的を持ってボーッとしている人は確実にエネルギーの充填が早いです。
目的を持つといっても、時間に縛られたり、治療を焦る必要はありません。
はじめに必要な段階とは「早く病気を治すためにも起きなきゃ」ではなく「暇だから起きよう」と起きてくることです。
規則正しい生活をする前に、まずはその生活ができるようにエネルギーを補給しましょう。
回復してきてから、第二段階へ移行する
寝るのも暇だしと、ご飯も食べられるようになり、軽く外にも出られるようになってきたなら、ここで初めて第二段階、つまり規則正しい生活を意識するようにしてもいいでしょう。
睡眠時間については、寝る時間を同じにするより、起きる時間を同じにした方がリズムを作るのには効果的です。
夜なかなか寝付けなくても、朝同じ時間に起きます。すると、睡眠時間が足りないんでその日の夜は結構スッと眠りにつけるんですね。
この方法は睡眠に関する本はもちろん、厚生労働省の発表した「健康づくりのための睡眠指針」にも記載されています。
眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
眠たくなってから寝床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
眠ろうとする意気込みが頭を冴えさせ寝つきを悪くする
眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
この方法は精神的に健康な人向けですが、効果が高いです。
もちろん、無理は禁物です。調子を崩してまでリズムを重視する必要はありません。あくまで調子が良くなってきたら試す、程度の認識で構いません。
まとめ
- いいから寝ろ! 飽きるまで寝ろ!!
- 飽きてきたら起きろ! 起きることができた、それが療養の成果だ!!
- 生活リズムを整えるのは第二段階! 最初は気にするな! 寝ろ!!
私自身、なかなか生活リズムが戻らないことを主治医に相談したことは何度もありますが、その度に言われたのは
「今はその段階ではないと思います」
という言葉でした。リズムを整えるって、結構難易度が高いことなんです。
そもそも、生活リズムを保つことと精神の健康が必ずしもイコールとは考えていない論も存在します。人間、寝ないと壊れますが、毎日同じ時間に起きないと壊れることはありません。
生活リズムについては多くの社会環境において、朝起きて夜寝るものだからです。仕事への復帰などを考えたときにも、そちらの方が有利ではありますしね。
精神的にダメダメだなー、って時は、寝る!
さぁ、今からでも寝ろ!!
なお、私は病気の経験者であり、複数の専門医から意見を聞いて治療を行っていますが、ここに書かれていることは「私にとってメチャ効果があった」ことです。
具体的な治療については個人で最適解が異なりますので、専門家の意見を仰いでくださいね。
以上だ! また会おう!!